
「過ごす場所」として生まれ変わった、玉川の伊東屋
長年にわたり玉川高島屋ショッピングセンターの3・4階で親しまれてきた伊東屋玉川店。このたびの改装では、銀座本店で確立されたデザインフォーマットを継承しながら、これまでの支店とは一線を画す「過ごす場所」としての店舗空間を目指しました。

「銀座本店の思想を受け継ぎつつ、独自の滞在体験を
デザインの軸には、オーク材を基調としたナチュラルな仕上げを採用。店内には回遊性をもたせ、訪れるたびに新しい発見や心地よさを感じられるよう計画しています。さらに、改修前の店舗で床材として使われていた大理石「アラベスカート・コレキア」を、柱やカウンターの天板へと再利用し、記憶の継承と持続可能性にも配慮しました。

地域に寄り添い、時を重ねていく店舗へ
改装後の玉川店は、文具を選ぶだけでなく、空間そのものを楽しみ、ゆったりと過ごすことができる場へと進化しました。地域に根ざした伊東屋の新たな一歩として、多くの人々に長く愛される場所となることを願っています。